サービス導入に至る課題と背景
補助事業者トランスコスモス株式会社が10月開始のインボイス制度の円滑な導入に向け、中小企業・小規模事業者からの経営相談や各種支援策の相談等への受付窓口を設置しました。
相談受付窓口は、中小企業・小規模事業者を対象に、相談内容に応じた各種窓口への案内、専門家(税理士)によるオンライン相談により、「課税事業者となった場合の税負担」や「登録要否等の相談」に関するアドバイスやお困りごとを解決することが目的となります。
相談窓口設置に関する事業概要は以下となります。
【事業による達成目標】
専門家等(税理士)によるサポートを受けた企業の50%以上が具体的な解決策を選択できることが目標
【事業の対象】
課税売上高が1,000万以下の事業主(個人事業主含む)様を対象
【事業案件】
① 免税事業者が容易に面談予約し、確実にオンライン面談を行える仕組みづくりが必要
② 免税事業者/税理士が安心して、仕組みを利用できるようきめ細かな事務局対応が必要
③ 事業開始へ2ヶ月間での早期立ち上げが必要
本お客様は全国各拠点でアウトソーシングサービスを展開されていますが、この業務を管理するシステムにおいて以下の課題を抱えていました。
・サーバ機器が老朽化しており障害発生のリスクが増加している。ミドルウェアEOSL対応のなどで年々保守費用が増加していた
・オンプレ構成のためサーバの拡張性がない。構築したシステムにおいて容量を超えると必要な時に容量を足す手間とコストが必要だった
・エンドユーザーごとにアプリケーションを構築しているためシステム構築~サービス開始までに期間が必要。その後の保守費用も割高/負担になっていた
ポイント① トランスコスモスグループにおけるこれまでの実績、経験を活かした事務局運営スキームを活用
ポイント② Microsoft製品を活用し、WEB受付から相談会まで安定したワンプラットフォームでサービス提供
- ■Microsoft Power Platform利用による本構築に対するメリット
• セキュリティ担保
ISMAP対応のため本事業に求められるセキュリティ要求を担保が可能であった
• 拡張性
課税売上高が1,000万円以下の事業主様を対象として見込むため、データ量増加など利用期間内でスケールアップを考慮した拡張性が必要であった
ポイント③ 運用業務経験者とプラットフォーム構築者が運用設計、プラットフォーム開発を並行して実施、開発フェーズはアジャイル開発により短期間構築
- 運用開始後より、事務局からの運用フィードバックをもとに、改善を実施し利用者の利便性の向上を図り、運用事務局における使い勝手の向上を図り、円滑に事業運営が行えるように運用サポートを継続して実施