株式会社トランスコスモス・デジタル・テクノロジー(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:外山 勝利、以下 当社)は、Microsoft Power Platform/ Microsoft Azureを活用した社員のPCR検査受診情報を集約する社内管理システムを構築し運用を開始しています。
背景・お客様課題
新型コロナ感染拡大の第6派から第7派への予測の元、国内従業員数約4万4千人規模の企業において、 PCR検査情報の集約業務が大きな負荷となっていました。具体的な業務として「PCR検査実施情報の登録」、「検査結果反映」、「陽性となった際の消毒実施有無等の各種情報の登録」、「経営層向け報告の準備」などがあり、これらを短期間で一元管理できるルール策定とシステム構築が求められている状況でした。また、「機密性の高いセキュリティ」、 「既存システムとの柔軟な情報連携」が必要でした。
構築したシステムについて
■柔軟かつ強固なセキュリティを担保したシステムを短期間で構築
✔Microsoft社が提供するサービスへの統一と、ローコード開発の採用により、短期間でのシステム構築を実現
✔システム間データ連携機能の実装により、既存システムとのスムーズな情報連携を実現
✔Microsoft Azureを利用することで、利用者制限や外部からのデータアクセスなどのセキュリティ要件の充足を実現
✔Microsoft AzureのオンプレミスデータゲートウェイとPower Platformの機能を組み合わせ、安全度の高いデータ接続を実現
【システム構成概要図】
効果
■着手から2ヶ月でのシステム稼働を実現
運用ルールの制定とシステム構築を並行で着手、約2ヶ月でシステム稼働を実現。また、基板にクラウドを採用することで保守/メンテナンスが不要となりシステム運用面での負荷軽減も実現しました。
■システム稼働後、67%の作業時間削減を実現
システム稼働前後での業務時間を比較すると、稼働前750時間/月から稼働後250時間/月に減少、約67パーセントの稼働時間の削減を実現。
■ローコード開発の採用により、お客様自身での追加開発、システム拡張を実現
ローコード開発により、お客様自身でシステムの機能拡張を行うことを可能にしました。
今後の取り組み
弊社は、ご紹介した事例にMicrosoft社が提供する製品を中心としたローコード開発のサービス拡充に注力し、お客様でのDX推進やシステム構築の内製化を強くご支援いたします。
【日本マイクロソフト株式会社エンドースメント】
この度はPower Platform/Microsoft Azureを活用したシステムの構築をいただき、誠にありがとうございます。本プロジェクトでは、コロナ禍により社会情勢が急速に変化する中で、弊社のローコードプラットフォームPower Platformや、クラウドプラットフォームであるMicrosoft Azureを活用し、1か月程度という非常に短い期間でシステムを開発、直ちに導入して業務効率化を実現した素晴らしい事例です。ローコードツールを活用いただくことで、今後も状況やニーズに合わせて機能拡張等をいただく際にも、スピーディに対応頂けるものと期待しています。弊社は、今後もトランスコスモス・デジタル・テクノロジー様におけるDXを支援し、協業を一層強化してまいります。
日本マイクロソフト株式会社
業務執行役員 エンタープライズ事業本部インフラストラクチャ&サービス営業統括本部
統括本部長 五十嵐 毅 氏
※Microsoft Power Platform、Power Apps、Power Automate、Microsoft Azure、Microsoft 365、Power Automate for desktopは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
【株式会社トランスコスモス・デジタル・テクノロジーについて】
当社は「トランスコスモス株式会社」のデジタルテクノロジーに関する戦略子会社として、ソリューション活用、ソフトウェア開発、運用ならびにコンサルテーションを行っております。高い技術力と幅広いソリューションでお客様にあったご提案、またそのあとの追跡や検証までをトータルでサポートできるのが強みです。高度な技術とこれまで培ってきた知見を活かし、お客様のデジタルトランスフォーメーションパートナーを目指します。
【本リリースに関するお問い合わせ先(報道機関窓口)】
株式会社トランスコスモス・デジタル・テクノロジー 広報担当
E-mail:pr@trans-cosmos-digtec.co.jp